韓国 きょうのニュース(11月14日)
◇大統領夫人の捜査法案可決 最大野党が修正案 国会は14日の本会議で、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の妻、金建希(キム・ゴンヒ)氏を巡る疑惑を政府から独立した特別検察官に捜査させるための特別法案を可決した。国会で過半数を占める最大野党「共に民主党」が主導し、与党「国民の力」は採決を退席した。共に民主党は同日の採決前、特別法案を修正したとして、国民の力に賛成するよう促した。新たに上程された修正案はこれまでに比べて捜査対象となる疑惑を大幅に絞り込んだほか、特別検察官の候補も野党ではなく大法院長(最高裁長官)が推薦するよう変更し、与党が法案を拒否する名分をなくそうとした。 ◇尹大統領がAPEC・G20出席のため出発 ペルーで韓日首脳会談 尹錫悦大統領は14日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議と20カ国・地域(G20)首脳会議に出席するため、最初の訪問地であるペルーに向けて大統領専用機で京畿道・城南のソウル空港(軍用空港)を出発した。尹大統領はAPEC首脳会議が開かれるペルーのリマ、G20首脳会議が開かれるブラジルのリオデジャネイロを訪問する。APEC首脳会議に合わせ韓米日、韓日首脳会談が開かれる。韓中首脳会談も開かれる可能性が高い。 ◇最大野党代表の妻に罰金刑 食事提供で公選法違反 最大野党「共に民主党」の元職や現職の国会議員の妻らに食事を提供したなどとして公職選挙法違反(寄付行為)の罪に問われた同党の李在明(イ・ジェミョン)代表の妻、キム・ヘギョン被告の判決公判で、水原地裁は14日、秘書に責任を転嫁する態度を見せたなどとして、罰金150万ウォン(約17万円・求刑罰金300万ウォン)を言い渡した。検察によると、キム被告は、夫の李氏が共に民主党の大統領選候補を決める予備選への出馬を表明した後の2021年8月、ソウル市内の飲食店で共に民主党の元職や現職の国会議員の妻3人ら計6人に計10万4000ウォン相当の食事を提供した。 ◇北朝鮮兵の戦場投入「冷静・節度保った原則で対応」 統一部 統一部の当局者は、ウクライナを侵攻するロシアに派遣された北朝鮮兵が戦場に投入されたことについて「冷静で節度を保った原則に基づき、実効的かつ段階的な措置を取る」との立場を改めて示した。この当局者は記者団に対し、「兵士たちを大義名分のない戦争に参戦させ、死地に追いやっている北の当局は、そのような事実を住民にも知らせていない」として「北の体制の欺瞞(ぎまん)的属性を示すもう一つの事例」と指摘した。
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