小林製薬「紅麹問題」健康被害訴える300例を解析 約半数が基礎疾患ある人「高血圧症」「脂質異常症」有する人が多く
小林製薬の「紅麹」成分を含むサプリメントの健康被害の問題で、大阪市が解析した健康被害を解析した300例のうち、基礎疾患のある人が約半数で、高血圧症や脂質異常症を有する人が多かったことがわかりました。 【画像を見る】止まらない“回収ドミノ”…小林製薬「紅麹」関連の対象商品は? 小林製薬の「紅麹」サプリをめぐっては、25日までに摂取した5人が死亡、262人が入院しています。 大阪市は、今年3月に3つの商品の回収命令を出しましたが、26日開かれた市の対策本部会議で、販売された約103万個の商品のうち回収されたのは、約8万6000個にとどまることが報告されました。 また、健康被害を訴えている300例を調査した結果、基礎疾患のある人が約半数で、高血圧症や脂質異常症を有する人が多かったということです。 また、7割の人が女性で症状は倦怠感がもっとも多く、次いで食欲不振や嘔吐などの症状があったということです。 大阪市は国と連携し原因として疑わしい、複数の物質の調査を進めています。