朝ドラ「ばけばけ」小泉八雲は《村雨辰剛で決まり!》でファン一致 ヒロインは今度こそ小芝風花で違和感なし?
「ばけばけ」――先日発表された2025年度後期のNHK朝ドラのタイトルで、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)と、その妻・セツをモデルにした物語だ。ヒロイン・トキとその相手役はオーディションで選ばれるようで、現時点でキャストは発表されていない。 「ばけばけ」ヒロイン候補“本命”は森川葵、橋本愛、小芝風花…意外な女優の名前も 新しい朝ドラの内容が発表されたなら、まず「ヒロインは誰?」とネット上は予測で盛り上がるのが常。ところが、今回はちょっとした異変が起きているようだ。 ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏は、「ヒロインの相手役を務める俳優について、すでに視聴者の意見が一致しているのが面白い。正式な発表はないのに視聴者が《この人しかいない》と決めているのが、庭師で俳優の村雨辰剛さんです。松江市の小泉八雲記念館に約1カ月前に村雨さんが訪れたことを、記念館側がSNSで知らせている。それもあり、『ばけばけ』の発表があってからというものの、ネット上は《村雨さんで決まり》と盛り上がってます」と話す。 村雨辰剛(むらさめたつまさ=35)はスウェーデン出身で2015年に日本に帰化。その存在が注目を浴びたのは2018年から放送されていたNHKの「みんなで筋肉体操」。その後、2021年放送の朝ドラ「カムカムエヴリバディ」(NHK)でロバート・ローズウッド役を演じ、《あのカッコいい人、誰?》と話題となった。 「《演技がうまい!》と村雨さんの存在を決定づけたのは、2023年放送の男女逆転版のNHKの『大奥』の青沼役でしょう。日本語のセリフで、しかも時代劇。着物姿で所作にも気を遣わねばならない。村雨さんは長セリフもしっかりと感情を入れて流暢にこなしつつ、表情で無念や悲しみも見事に表現。多くの視聴者が村雨さんの青沼に泣かされてしまいました」(前出の山下氏) すでに時代劇の経験もある村雨なら、明治時代が舞台の「ばけばけ」出演も何の問題もなさそうだ。1カ月前に記念館を訪れたという経緯を知らない人まで《小泉八雲役は村雨さんで!》と熱望する声が続出するのも無理はない。 ■今回はNHKの指名ではなくオーディション ある大手芸能プロダクション関係者はこう話す。 「ヒロインについては《次こそ小芝風花ちゃんで》という声が目立つようです。ここ数年毎回ヒロイン候補として名前が上がっているものの叶わずで、今度こそはという思いを抱くファンは多い。冬ドラマの『大奥』ではやんごとなき姫君が似合わないと酷評されてしまいましたが、今回はこの世をうらめしく思う没落士族の娘で、前向きに生きるというキャラ設定。小芝さんにぴったりじゃないですか」 明るく前向きにとなると、なるほど小芝なら違和感がなさそうだ。 「とはいえ、今回はNHKの指名ではなくオーディション。視聴者がここ数年ぼやく、《すでに有名な女優ばかり続いてつまらない》《昔の朝ドラみたいに、宝石の原石みたいな人を選んでほしい》といった声をNHK側が久々に汲んで、まったく知らない俳優がキャスティングされる可能性だってゼロではないでしょう」(前出の山下氏) 無名俳優を選んで話題性を取るか、人気者路線を貫くか。「ばけばけ」の選択はどうなる?