3編成のパンタグラフの一部部品に変形などの異常を確認 8日運転見合わせの東北新幹線 原因調査中
8日午後、パンタグラフに異常が見つかり一時運転を見合わせた東北新幹線・はやぶさ19号について、JR東日本は11日に点検結果の詳細を報道各社に公表しました。 【写真を見る】3編成のパンタグラフの一部部品に変形などの異常を確認 8日運転見合わせの東北新幹線 原因調査中 JR東日本によりますと、8日午後0時34分頃に東北新幹線下りはやぶさ19号が走行中に異常を感じたため一ノ関駅で車両点検を行ったところ、車両の屋根の上にあって架線に流れる電気を車両に取り込むための集電装置=パンタグラフに異常が見つかり、およそ3時間にわたって東北新幹線の仙台駅から新青森駅の間の下り線で運転を見合わせました。 このため上下線あわせて19本が運休となったほか、116本で最大148分の遅れが発生し、約67000人に影響がでました。 JR東日本はこの車両点検に加えて、東北新幹線を走行する全編成のパンタグラフの点検を行い、3編成のパンタグラフの一部部品に変形などの異常が確認されたため処置を行ったということです。 また大宮駅と一ノ関駅の間の下り線の架線設備について、古川駅からくりこま高原駅の間で金具5か所が損傷し、このうち古川駅周辺で1本あたり約1.5キロ、長さ約1.2メートルの金具2本が民地に落下していたことがわかりました。 けが人は確認されていません。 JR東日本は、11日現在も原因を調査中で、今後速やかに原因究明を行い必要な対策をとっていくとしています。
IBC岩手放送