水上恒司は“嘘をつかない瞳”で魅了する 『ブルーモーメント』で発揮する“人間力”
『OUT』『ブギウギ』など、躍進し続ける水上恒司の魅力は“人間力”にあり?
2023年は、フジテレビの月9ドラマ『真夏のシンデレラ』に出演。小椋理沙(仁村紗和)に恋に落ちるライフセーバー・早川宗佑を演じた。宗佑はキザで恋に不器用だけど包容力があって、まっすぐで、熱い。「ああ、こんな人が周りに影響を与えていくんだな」と思える“人間力”を感じる人物だ。 「水上がこの役を背負ってくれて良かった」と思えたのは、NHK連続テレビ小説『ブギウギ』だってそうだ。水上が演じたのは、福来スズ子(趣里)の歌に魅了される運命の相手・村山愛助。彼女の背中を最後まで押し続け、“推し”としてスズ子を応援する姿にもグッときたし、朝に希望を与えてくれる演技も最高だった。 この他にも、連続殺人鬼・榛村大和を演じた阿部サダヲとW主演を務めた映画『死刑にいたる病』、渋沢平九郎役を演じた大河ドラマ『青天を衝け』、これまでの役柄とは一線を画した暴走族「斬人(きりひと)」副総長・安倍要役の映画『OUT』など……、語りたい作品はたくさんある。 各ドラマ・映画で視聴者は水上と出会い、好きになっていく。どんな役だって“嘘をつかない瞳”で演じているから魂を揺さぶられる。そりゃ惹かれてしまうわけだ。 水上が出演する『ブルーモーメント』第6話は、5月29日に放送。静岡で地震が発生し、あるエリアでは10名が取り残されている状況に。オンライン診療と併せて、防災ドローンを使うが……というあらすじだ。優吾をはじめ、SDMチームが自ら心に抱えているものと対峙している本作。今回は、丸山ひかる(仁村紗和)や上野香澄(平岩紙)にスポットが当たりそう。彼女たちを晴原や優吾たちがどう支えていくのか。そのあたりも注目しつつ、見守っていきたい。
浜瀬将樹