繁栄の年へ鏡開き 津商議所が年賀会、伊藤会頭予測「個人消費底堅い」 三重
【津】津商工会議所(会頭・伊藤歳恭百五銀行会長、会員約3千企業)は7日、三重県津市大門のホテル津センターパレス三重の間で第37回年賀会を開いた。会員企業や団体、自治体などから約380人が出席し、年頭のあいさつを交わした。 来賓として一見勝之知事、前葉泰幸市長、田村憲久、福森和歌子両衆院議員と吉川有美、山本佐知子両参院議員らが出席した。 伊藤会頭はあいさつで「昨年は17年ぶりに金利がある世界が戻った。今年はゆるやかな持ち直しで最低賃金の引き上げが続き個人消費が底堅い。DXや設備投資も景気の下支えになると考える」と予測した。 中小企業については「課題は価格転嫁。103万円の壁がなくなると社会保険の費用負担が増える可能性がある。DX、脱炭素など課題は多いが対策を考える際は商工会議所をご活用いただきたい。ヘビは脱皮して大きくなるから再生や繁栄の象徴。令和7年が景気よい年となるよう祈る」と述べた。 一見知事は「来年度予算で市町の避難所見直しを後ろから支えたい。公共交通、農水、観光を支え前に進めたい」、前葉市長は「中心市街地は民の力を借り活性化を進める。津駅周辺はまず行政がしっかり投資し民間の開発がうまく重なって津市が発展する」とそれぞれ祝辞。伊藤会頭や巳(み)年生まれの会員らと共に鏡開きで新春を祝った。 【あいさつする伊藤会頭(左から2人目)と副会頭=津市大門のホテル津センターパレス三重の間で】