冬の間通行止めとなっている八幡平アスピーテライン（岩手県八幡平市）の開通に向けた除雪作業が大詰めを迎え、４月５日、報道関係者に作業が公開されました。 福永一茂アナウンサー 「頂上まで残り１００メートル地点です。全面開通に向けて最後の除雪作業が始まっています」 岩手と秋田を結ぶ八幡平アスピーテラインは毎年１１月から雪のため通行止めとなります。 ２０２４年は３月１２日から重機７台を使い除雪が始まりました。 除雪は１日に平均約４００ｍ進み、５日は快晴の中頂上まで残り１００ｍの地点から作業が行われました。 福永一茂アナウンサー 「今年の雪の回廊、最も高い壁の高さはなんと６ｍ。圧倒的な存在感です」 盛岡広域振興局によりますと、アスピーテラインに近い八幡平市柏台にある観測地点で今シーズン降った雪の量は３月末時点で累積４２１センチでした。 また最も高い壁の高さは２０２３年より８０センチ高い６メートルで、ルート全線では概ね２０２３年並みの高さとなっています。 岩手土木センター　阿部寛之道路河川整備課長 「３月に入り雪の量も増えたということで例年の９割の積雪量になった。迫力ある高さは充分に楽しめると思います」 ５日で頂上までの除雪作業を終え、今後は雪の壁の形を整えるほか開通に備えてガードレールの設置や路面の補修を進めます。 全長２７キロ、日本一の長さを誇る雪の回廊・八幡平アスピーテラインは、４月１５日午前１０時に開通予定です。 雪の回廊は５月上旬まで楽しめる見込みです。