SKE48センターは鉄道オタクの末永桜花「特急しらさぎに乗って金沢へ行きたい!」
――シングルが出るころには誕生日ですね。 末永 リリースの2日前に22歳になります。13歳の終わりでSKE48に入って、3月で10年目に突入します。でも私に22歳の自覚がないというか、まだ子供の気持ちというか。ツインテールしてるし、まだ18ぐらいに見えるでしょって、自信があるので(笑)。このまま大人になっていくことに驚きなんですけど、もっと自分を高められる1年にしていきたいなって。 ――自分を高められる1年ですか。 末永 小さなことでも10年間やってたら、ものすごい特技になってたんだろうなとか。ストレッチとかも10年間やっていたら、すごい柔らかくなるんだろうなとか思っちゃうんですよ。 ――でもアイドルとしては、10年やってここまでなったわけですし。 末永 アイドル末永桜花としては、皆さんのおかげもあって結果を残せているとは思うんですけど、それ以外の末永桜花に何も残ってない気がして。歌の実力を上げるとか、演技力をつけるとか、アイドルの先をちゃんと考えないといけないなって。 やっぱり極め切った状態でアイドルを最後までやりたいし。これを言うと卒業するのかと思われちゃいそうですけど、そういうわけじゃなくて。自分の中に誇れるものや実力が残せてないなって。なので、自分を1人の人間として高められる1年にしたいなって思いました。 ――こういうものを高めたいってある? 末永 それこそ演技と歌はもっと極めていきたいし、あとは人間性というか。自分の生き方、周りのことをもっと見るとか、人から得られることもたくさんあるので。今まで自分中心に生きてたんですけど、もっと視野を広げてみてもいいかなって。 ――あまり人に興味なかったんですか? 末永 人と比べて落ち込んだりすることが多かったから、なるべく見ないようにしてたんですけど、こういう頑張り方をしてるコもいるんだとか、思えるようになったかなと。 ――やっぱりセンターですから全体を見て。 末永 心を広く、周りも広く見ていきたいです。ちゃんとみんなを引っ張っていくというか、グループをみんなで盛り上げていく意識も必要だと思ったので。大人になっていきたいですね。 グループとしては、もっと今のSKE48を知ってもらいたいし、歌番組でも個人でも、どういった形でもいいから、たくさんの方に見ていただけたら嬉しいです。そのために私ももっとグループに貢献していけるよう。卒業生の須田亜香里さんみたいな、SKE48といえばみたいなメンバーになりたいです。 末永桜花(すえなが・おうか)2002年2月26日生まれ、愛知県出身公式X【@Ouka_ske0226】公式Instagram【@ouka_ske0226】 取材・文/関根弘康 撮影/佐賀章広