ヒットがない状況が続いている

『コード・ブルー』の再現なるか

　2月も中盤を過ぎ、4月以降の民放各局の編成が徐々に判明してきている。 【写真】春ドラマを彩る、きらびやかな俳優陣の実名を公開！

　各クールの編成で毎回注目されるのが「ドラマ」である。近年、テレビ局では地上波での放送に加え、配信でも“稼げる”とあって、ドラマ枠を増やす試みが行われてきた。 　しかし、 「うちの局は22年10月から放送された川口春奈さん主演の『silent』以来、ドラマのヒットがない状況が続いています」 　と、話すのはフジテレビ関係者。 「silent」は最終回の世帯視聴率も10％を超えず、視聴率という面では必ずしも成功とは言い難かった。しかし、「TVer」での再生回数が1話あたり600万回近い数字となり、テレビ史上最高の数字だと、当時は大きな話題になった。これまでにない新しい形での「大ヒット」となったのだ。 　ところが、その後は苦戦が続いていると、この関係者が続ける。 「フジテレビのドラマの看板といえる月9でも厳しい状況が続いています。昨年、久しぶりのラブストーリーとなった森七菜さん主演の『真夏のシンデレラ』を放送するも平均視聴率は6％に届きませんでした」 　1月期クールも厳しい状況だ。

未発表のドラマ作品は

「同じ月9では永野芽郁さん主演の『君が心をくれたから』が二桁視聴率に遠く及ばないという現状が続いています。さらに、水曜22時の枠で放送されている3時のヒロイン・福田麻貴さん主演の『婚活1000本ノック』も視聴率が1％台に突入してしまっています」 　こうした苦境を4月期クールで巻き返すことができるのか。 　現状で発表されているフジテレビのドラマ枠は以下の通りになっている。 ・月曜21時「366日」広瀬アリス主演 ・水曜22時「ブルーモーメント」山下智久主演 ・金曜21時「イップス」篠原涼子・バカリズム主演 　いまのところ、ドラマのラインナップはすべて発表されているわけではなく、上記以外の未発表のドラマもある。先のフジ関係者が続ける。 「ほかに月曜22時の関西テレビの枠で、杉咲花さん主演のドラマが予定されています。また、木曜22時は赤楚衛二さんらが出演するドラマになるそうです。いずれも、医療系だと聞いています」 　これらのドラマのうち、いまフジテレビ内でもっとも期待されているのが、「ブルーモーメント」だという。