ママ友が「パートの時給」をしつこく聞いてきます…とりあえず「平均給与」を答えておけばいいでしょうか?
保育園や小学校のママ友と会話をしていると、収入について聞いてくる方がいます。答えたくないからはぐらかそうとしても、何度も聞かれて困った経験のある方もいるのではないでしょうか。 もしもしつこく聞いてくる方がいたときには、平均給与や住んでいる地域の最低時給を答えることもひとつの方法です。 今回は、アルバイトやパートといった非正規雇用の平均賃金や、都道府県別の最低賃金時間額などについてご紹介します。 ▼扶養内で働いてるけど、労働時間が「週20時間」を越えてしまった!「社会保険」に加入する必要はある?
アルバイトやパートの平均賃金はいくら?
厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査の概況」で公表されている非正規社員の平均賃金は、22万1300円でした。また、女性の平均賃金は、19万8900円でした。 もし収入を聞かれて、あまりはっきりいいたくないときは、平均賃金を答えることも有効な手段でしょう。職場が一緒でなければ、本当は平均より多かったり少なかったりしても簡単にはバレません。 ただし、あまりにも本来の収入から離れた金額を告げると、日々の生活や買い物をしている様子などから、うそがバレる可能性もあるため、注意が必要です。 なお年代によっても、平均賃金は異なります。表1に、正社員・正職員以外の女性の年代別平均賃金をまとめました。 表1
※厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査の概況 結果の概要 1 一般労働者の賃金 (6)雇用形態別にみた賃金 第6-1表 雇用形態、性、年齢階級別賃金、対前年増減率及び雇用形態間賃金格差」を基に筆者作成 自分の年代の平均賃金を伝えておくことも、方法のひとつです。
日本全国の最低賃金時間額
また厚生労働省で公表されている令和5年度の都道府県別の最低時給において、全国加重平均額が1004円とのことです。ママ友から月収ではなく時給を聞かれた場合は、最低時給を答えてやり過ごすという方法もあります。 ただし、地域によっては最低時給の差が開いているため、自分が住んでいる地域の最低時給を答えるようにしましょう。