「今日はなんとかっすね」連続2安打2打点でも…ソフトバンク山川穂高は厳しめ自己採点 重視する打球方向のバロメーターとは?
◆楽天1―6ソフトバンク(5日、楽天モバイル) ソフトバンクの山川穂高内野手(32)が2試合連続の複数安打、複数打点でチームの勝利に貢献した。2本の二塁打で2打点をマークするなど主軸としての役割をきっちり果たした。 ■「えーっ!ラブラブですやん」柳田が夫人と2ショット【写真】 2本とも痛烈に引っ張った。まずは2点リードの3回1死三塁。早川の内角直球をフルスイング。鋭い打球が左翼線へと飛んでいった。6回も2死一塁から藤平のフォークを再び左翼線へとはじき返す適時二塁打に。それでも「今日はなんとか、なんとかっすね」と自己採点は厳しめだった。 納得していない理由は打球方向にあった。山川が目指すのはより中堅方向だ。「やっぱもうちょっと左中間に打てるようにはしたい」と語る。「試合中に考えると差し込まれてしまうので。試合中に考えることではない」と前置きした上ではあるが「左中間とかセンターとか中心になってきたら、それはいいなっていうバロメーターにはなりやすい」。過去3度の本塁打王を獲得してきた「アーチスト」としての感覚は、まだ絶好調ではないと示している。 4日のロッテ戦でも2安打2打点と結果は出ているだけに「まず試合の場合は結果を出しにいくのが最優先」と語る。「早めに修正をかけるように。チャンスもいっぱい回ってくると思うんで、そこでしっかり打てるようにまた準備したい」。山川の本調子はまだまだこんなものではない。 (鬼塚淳乃介)
西日本新聞社