保津川下り7月12日再開、京都 3月の2人死亡事故で運休
京都府亀岡市の桂川(通称保津川)で3月、舟が転覆して船頭2人が死亡した事故を受け、運休が続く観光客向け川下りについて、運航する保津川遊船企業組合は7月12日に再開する方針を固めた。転覆の原因となった船頭転落を防ぐ方策が整ったと判断した。組合が30日、明らかにした。 国の運輸安全委員会が事故原因の調査を続けているが、舟は手こぎで海上運送法の適用外のため、運航事業者の判断で再開できる。今後、保津川で試験運航の他、救助訓練を実施する。 組合は6月12日、かじ取り役の船頭が転落しないよう舟を改良するといった再発防止策を公表。救命具は自分で膨らませる必要のないタイプに切り替えるとした。