意味深な予言。北朝鮮代表は「流れ次第で戦略を変化」。サッカー日本代表と対戦、監督の言葉の真意やいかに…
サッカー日本代表は21日、FIFAワールドカップ26アジア2次予選で北朝鮮代表と対戦する。2010年大会以来となるワールドカップ出場を目指す北朝鮮代表のシン・ヨンナム監督は20日の前日会見に出席。全体的に短い回答にとどめながらも、意味深な発言を残している。 【画像】日本代表、北朝鮮代表戦の予想フォーメーションはこちら! 冒頭で指揮官は、「明日の試合というのは非常に熾烈な戦いになると思います。どういう結果になるか分かりませんが、ベストを尽くしたいと思います」と抱負を述べた。さらに、戦略についての質問が飛ぶと、「明日の試合については流れ次第で戦略に変化をもたらすと思うので、明日の試合をご覧いただければと思います」と回答している。 もちろん、日本代表は北朝鮮代表のスカウティングを進めているが、得られる情報は他のチームに比べると少ないという。2月になでしこジャパンが北朝鮮女子代表と対戦した際は、それまでの予選と異なる戦い方で挑んできただけに、今回も同じようにこれまでの予選から変化を加えてくる可能性はある。それだけに指揮官の「流れ次第で戦略に変化をもたらす」という言葉は不気味だ。 北朝鮮代表は2次予選初戦でシリア代表に0-1の惜敗、第2節でミャンマー代表に6-1で大勝している。指揮官はFIFAワールドカップに出場した2010年当時と比較して、「すべての面で当時を上回っていると思うので、監督としても期待をかけている」と自信をのぞかせた。 (取材・文:加藤健一)
フットボールチャンネル編集部