一条未悠さん(福島市出身)ダンス世界大会で2度目の優勝 米国・ロサンゼルス
福島市出身のダンサー一条未悠さん(20)は、米ロサンゼルスで開かれたダンスの世界大会「Showstopper FINAL」の18、19歳ソロジャズ部門で優勝した。福島東稜高時代に出場した2022(令和4)年の大会に続いて2度目の優勝。 現地時間18日(日本時間19日)に行われた。持ち時間3分のうち2分半を使いダンスを披露した。踊りには伝統芸能の能の表現を取り入れた。今年1月に亡くなった祖父が取り組んでいた能から着想を得たという。「おじいちゃんに作品を通じて感謝を伝えたかった。自分にしかできないダンスが評価してもらえたと思う」と語った。年齢制限を除いたソロジャズ部門全体では2位となった。「2位の悔しさも少しあるが踊っていて楽しい大会になった」と喜んだ。 一条さんは2月の国内大会で2位となり世界大会への出場権を得ていた。エントリー時に19歳だったため今回は18、19歳の部門に出場した。現在は東京を拠点にフリーで活動している。「多くの大会に出て、これからも世界を舞台に勝負したい」と語った。