天龍峡の紅葉楽しみ 「天竜川和船下り」が新造船で特別運航 向かい合わせでなく全員が前向き乗船
「天竜川和船下り」を運航する南信州リゾート(長野県飯田市)は18~29日、新造の小型船2隻を特別運航する。4月の進水式の後、今季は団体客向けに数回の運航にとどまったため、一般客にもPRして来季につなげる狙い。関係者は「紅葉の季節に和船下りを楽しんで」と話している。 【写真】新造船の全景 新造船は従来より2・5メートルほど短く、全長約10メートル。従来型は長い座席に乗客が向かい合わせで座るが、新造船は進行方向に前向きに座席を設けている。背もたれや肘かけもあり、同社の川村茂雅さん(58)は「より快適な船旅を提供できるようになった」と話す。来年度からは船外機を付け、景色の良い場所で船を止めたり、向きを反転させたりする操船も行う予定だ。 川村さんは「これから天龍峡周辺の紅葉がさらに深まる。新しい付加価値のある船を楽しんでほしい」と話す。期間中は平日の午前9時50分と午後1時50分に運航。問い合わせは同社(電話0265・49・0075)へ。