青森県内インフルエンザ流行期入り 昨冬より6週遅く
青森県は28日、県内が今冬の季節性インフルエンザの流行期に入ったと発表した。直近の1週間(18~24日)で県内58定点医療機関から報告があった患者数は82人で、1定点当たり1・41人となり、流行開始の目安となる1・00人を上回った。流行期入りは昨冬より6週遅い。 保健所管内別の1定点当たりの患者数は上十三2・00人(0・89人増)、弘前1・75人(0・92人増)、八戸市・三戸地方1・58人(0・33人増)、むつ1・17人(0・83人減)、五所川原1・14人(1・00人増)、青森市・東地方0・75人(0・58人増)と、おおむね増加傾向となった。 直近の入院患者数は5人で、60代が1人、80歳以上が4人。 県保健衛生課はインフルエンザの感染経路は飛沫感染や、ウイルスの付着したものに触れて口や鼻などを通じて体内に入る接触感染であることを踏まえ、マスクの着用や手洗い、換気の徹底を呼びかけている。発症の抑制や重症化防止に効果的であるとして、ワクチン接種も有効としている。
デーリー東北新聞社