続いては「追跡!野菜のお値段」担当は吉國さんです。 こんにちは。 この時期の市場は秋に旬を迎えた地物野菜、そしてフルーツがたくさん並んでいます。 中でも今週は長野県産の3種類のブドウに注目です。 それでは行きましょう。 追跡!野菜のお値段。 ＊リポート 「おはようございます。気温が一気に下がり冬野菜も増えてきました」 ＊大松青果　大井山行雄会長 「地物野菜はピークに入ってきた。きょう紹介したいのが富山市神明地区で採れているカブ。玉のきれいなカブの入荷が始まっている」 富山の郷土料理、「かぶら寿司」などにも使用される地物のカブですが市場価格でおよそ250円~300円でした。 そして先週から、南砺市産のサトイモに加え上市のサトイモの出荷も始まっています。 ＊大松青果　大井山行雄会長 「富山の人はねっとりとしたサトイモが好み。煮物には上市の『大和』という品種がぴったり」 ＊リポート 「富山県ではサトイモを生産しているのは主に上市と南砺市?」 ＊大松青果　大井山行雄会長 「少量はあるが、その二か所が主に生産している。寒い日ならおでんでも煮物でも」 ＊リポート 「サトイモの入荷はいつ頃まで続きそう?」 ＊大松青果　大井山行雄会長 「キュアリング貯蔵をするため量は少なくなるが、来年の4月ごろまで続く」 さらに新川だいこんの入荷量が増え価格が1割ほどお買い得になりました。 ＊大松青果　大井山行雄会長 「先々週紹介したよりも肌が真っ白できれいなダイコンが出始めている。量も増えたため1割ほど値段が下がっている」 Q猛暑の影響は? ＊大松青果　大井山行雄会長 「出始めは線が入ったりしていたが良くなってきた。10月の10日ごろまで続く」 「市場価格で160~180円」 さて今週、注目するのはこちらの3種類のブドウ。 すべて長野県産の種なしブドウです。まずは「糖度」を測ってみます。 1つ目は濃厚なブドウの王様「巨峰」。 ＊リポート 「15度!だいぶ高い。少し絞っただけで果汁がたっぷり」 2つ目は近年人気が急上昇している「シャインマスカット」。 糖度は巨峰より5度ほど高く21度でした。 3つ目は5年前に品種登録されたばかりの高級ブドウ「クイーンルージュ」。 糖度20度でした! Qブドウは上の部分と下の部分、どちらが甘い? ＊リポート 「（枝から）ぶら下がっているから糖分が下に行って下の方が甘い?」 ＊大松青果　大井山行雄会長 「正解は上の部分。枝から養分がいくため」 ブドウは太陽の光を浴びて枝に近いほうの粒から熟していくため、下の部分に比べて上の部分のほうが糖度が高くなる傾向にあるそうです。 一方、粒自体は上側よりも下側が甘くなるといいます。 早速3種類のブドウを食べ比べてみます。 まずは巨峰から。 ＊リポート 「ジューシー、みずみずしい甘さと酸味がバランスよい」 続いてシャインマスカット。 ＊リポート 「パキっとした食感もよく爽やかな風味と甘味」 最後はクイーンルージュ。 ＊リポート 「シャインマスカットよりも爽やかさがプラス、甘さもしっかりあっておいしい」 ＊大松青果　大井山行雄会長 「ブドウも品種改良でどんどん甘く、皮ごと食べられるモノが人気になっている。消費者のために食べやすく、味もおいしく、高級志向になってきている」 それでは今週のお値段表見ていきましょう。 市場での取引価格、先週との比較です。 全体的には横ばい、少し値下がり傾向ですが特にトマト・レタスが値上がりしています。 産地の切り替わりで品薄の状態が続きしばらく高値となりそうです。 ここまで追跡!野菜のお値段でした。