トワイライトエクスプレス瑞風 呉線でも運行決定
JR西日本は6日、2017年春に運行開始を予定している「TWILIGHT EXPRESS 瑞風(トワイライトエクスプレスみずかぜ)」が広島県内を走る「呉線」でも運行すると発表した。同社は「これにより、瀬戸内海の風景をより一層楽しめる」としている。
三原から広の折り返し運行
同社によると、呉線は瀬戸内海国立公園の多くの島々を望む風光明媚な路線で、1935年に三原~海田市で全線開業したという。 呉線では、三原駅から広駅、再び三原駅と折り返しで運行。山陽コース(上り)1泊2日の、2日目朝ごろに通る。三原~忠海間は海が近く、車窓いっぱいに広がる瀬戸内海の景色を。風早~安浦間は牡蠣筏(かきいかだ)など日本の原風景を楽しめそうだ。 瑞風は3月に引退した「トワイライトエクスプレス」の伝統を受け継ぎ、2017年春から運行される予定。車体色はトワイライトエクスプレスの伝統を受け継ぎ、瑞風グリーンの車体に金色のエンブレムラインを配したものとなっており、展望デッキと5本のラインからなる流線型の先頭車両には丸目ヘッドライト、往年のボンネット型を連想させる運転室も配置され、懐かしさも演出しているという。 また、車両は動力分散方式が採用され、ディーゼル発電機での電力と、バッテリーアシストによるモーター駆動を組み合わせたハイブリッド方式となる。