韓国・高齢ドライバーの事故急増…「ブレーキ・アクセル誤操作」25.7%が「65歳以上」
【11月01日 KOREA WAVE】韓国で高齢ドライバーの交通事故が昨年、全体の19.98%に達したことが国土研究院の「高齢化時代の高齢者交通事故」でわかった。高齢ドライバーの増加傾向を考慮しても事故の割合が大きく、総合的な対策が求められている。 交通事故全体の件数は2020年(20万9654件)から2023年(19万8296件)に減少した一方、高齢ドライバーの交通事故件数は3万1072件から3万9614件へと8542件増えた。特に2022年には17.6%だった高齢ドライバーの交通事故の割合は昨年約20%に達した。 交通事故死亡者の割合が高いことも問題だ。韓国の2021年の高齢者交通事故死亡者の割合は44.41%で、経済協力開発機構(OECD)加盟国のうち日本とアイスランドに次いで3位だ。 高齢者のドライバー割合は増加している。統計庁によると、2023年には運転免許所持者のうち65歳以上は13.8%を占めた。前年(12.9%)比0.9ポイント増だ。高齢ドライバーの事故比率は、高齢ドライバーの割合を上回るほど事故が頻発している。 実際、ブレーキとアクセルを踏み間違えるペダルの誤操作事故4件のうち1件は、65歳以上の高齢ドライバーによるものだった。 サムスン火災交通安全文化研究所は、2019年から今年6月まで発生した自社の自動車保険家業車両の自動車事故を分析した結果、ペダルの誤操作事故において65歳以上のドライバーによるものは2718件で、25.7%だという。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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