永田町で急浮上する「決選投票は進次郎vs高市早苗」の声 党内に出回る“極秘データ”の中身と「麻生太郎」のたくらみ
「進次郎には乗れない」
政策論は“空中戦”に例えられることも多く、「集票」にどこまで結びつくかを疑問視する声も少なくないなか、 「それでも石破氏には高い党員人気があり、高市氏は保守票の最大の受け皿になると見られています。ネット人気がズバ抜けている高市氏については、閣僚としての仕事ぶりに対する党内での評価も高く、“進次郎に乗れない”議員にとって有力な候補の一人に躍り出ようとしている。さらに麻生太郎・副総裁の動向次第では、『高市こそが進次郎の対抗馬になり得る』との声も囁かれ始めています」(同) その背景には河野太郎・デジタル相(61)に吹く“逆風”があるという。自民派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金事件で立件をまぬがれた麻生派に関して、毎日新聞が2日、同派でも裏金づくりが行われていた疑惑をスクープ。出馬会見で裏金議員に対し、「政治資金収支報告書への不記載額を返納」することを求めた河野氏にとって“特大のブーメラン”となりかねない事態なのだ。 「麻生氏にとって、背後に菅氏が控える進次郎を支援する選択肢はなく、“犬猿の仲”の石破などはさらに論外。所属する河野が決選投票にすすむ芽がないと判断すれば、事前に策を練ることも考えられる。仮に決選投票で〈進次郎vs高市〉となった時、麻生派が高市支援に動く可能性は十分にある」(前出・関係者) 告示日が迫るなか、情勢は刻一刻と変化している。
デイリー新潮編集部
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