KMバイオ、小児向けコロナワクチン申請を25年度内に延期
KMバイオロジクス(熊本市)は、開発を進めている小児向けの新型コロナウイルスワクチンについて、2024年度内としていた厚生労働省への薬事承認申請の目標時期を、25年度内に延期した。最終治験の被験者の確保に時間がかかっているため。 熊本の経済ニュース
KMバイオが開発しているのは、従来型の「不活化ワクチン」。生後6カ月以上12歳以下向けで、変異株に対応したワクチンの最終治験を23年12月に始めた。 新型コロナワクチン接種では、65歳以上の高齢者と基礎疾患のある60~64歳の人を対象とした定期接種が1日に始まった。KMバイオと同じ明治グループのMeiji Seika ファルマ(東京)などが開発したワクチンが使用されている。(山本文子)