“培養ウナギ”に“代替マグロ” 世界のシーフード最新技術【WBS】
こちらのお寿司、実は陸上養殖の「魚」や、代替食品でつくられたお寿司なんです。8日の「世界海洋デー」を前に、ネット宅配スーパー「オイシックス」は6日、世界からこうした「シーフード」の最新技術を集めた発表会を開きました。 海鮮食品がズラリと並ぶ会場。オイシックスが開いたのは、海の環境問題を解決する「サステナブル・シーフード」を作る会社を集めた発表会です。 こちらはアメリカのスタートアップが作ったこんにゃく芋で作ったマグロです。 「魚の生臭さがありません。舌触りがつるっとしていて、食感はお刺身に見ています」(堀口叶夢記者) 紹介された中には培養ウナギも。こちらはイスラエル企業の技術です。
オイシックスがシーフードに注目する背景には、日本の漁獲量の減少があります。1984年に1282万トンあった漁獲量は、2021年には421万トンに。乱獲による魚の減少などが原因とされています。 そこでサステナブルシーフードを増やし、海の環境を改善しようと考えました。 「おいしくて環境にいいのが一番重要」(「オイシックス・ラ・大地」の村田靖雄さん) 参加した海外企業「impact FOOD」のケーリー・パンCEOは「大きな市場として可能性を感じる。日本にはシーフードへの強い需要と関心があるからだ」と話しました。 ※ワールドビジネスサテライト