『GTOリバイバル』新キャストの岡崎紗絵、八木莉可子、畑芽育、日向亘が明かす鬼塚英吉の魅力「心動かされ感動」
■令和の時代に『GTO』を放送する意味とは!?
本作には98年の放送当時に生徒役だった窪塚洋介、池内博之、山崎裕太、徳山秀典、小栗旬らが当時の役で出演する。彼らにとっても『GTO』が特別な作品であることがうかがえる。今回は連続ドラマではなく、1話限りのスペシャルドラマではあるが、この作品を共にした生徒役の俳優たちも思うところはあるという。 畑は「私だけかもしれませんが、共演した皆さんには『「GTO」で共演したんだよな』って勝手に親近感を持っています。誇らしさを共有できているのかな」と語ると、八木も「みんなと一緒にまた教室に戻ってきて、鬼塚先生の授業を受けたいという思いはありました」と同意する。日向も「やっぱり(生徒役で出演していた俳優たちは)気になります。どこかでまた同じ現場になったら、勝手に仲間意識は持つと思います」と短い撮影期間ではあったが、確実に共有するものが多かった現場だったようだ。 令和に放送される『GTOリバイバル』。畑は「26年前の作品は連続ドラマということもあり、教室全体で解決する空気感がありましたが、今回は1話限りの放送。教室全体というよりは個人での問題になってきてしまうので、『負けないようにしないと』という焦りはありましたが、反町さんのおかげでとても熱い現場になったと思います」と語る。八木も「抱える問題は現代寄りの題材になっていますが、根っこの部分はいまと変わらないのかなと思います」と感想を述べ、日向は「いまはコンプライアンスが以前より厳しくなっていることもあり、なかなか生徒と先生がコミュニケーションをとるのも難しい時代になっていますが、『GTO』にはそんなものを乗り越えた魂と魂のぶつかり合いがある。そこに感銘を受けたので、いまの時代でもきっと伝わると思います」と自信をのぞかせる。 八木や畑、日向の思いを聞いていた岡崎は「撮影は短かったのですが、生徒たちの揺れる心を見ていたので、自然とスッと教師になれた気がします」と語ると「改めて生徒役の俳優さんたちを見ていて、もう私が生徒役をやるのは厳しいかなと思いましたね」と苦笑い。それでも「回想シーンとか、ぼんやりとした映像だったら、もしかしたら制服を着てもいけるのかな」と発言して八木らを笑わせていた。 放送日が近づくにつれ、さらに期待が膨らんできた『GTOリバイバル』。岡崎は「当時世代だった方はもちろん、私世代、そして10代、20代前半の生徒役の俳優さんたちの世代の心にも訴えかけられるものがある作品になっています」と語ると「いまの時代のようにルールや決まり事のなかで過ごしていくことももちろん大切なのですが、『それ以上に大事なことってあるんじゃない?』ということを、スッと引き出してくれる。この作品を観て『いま現役の高校生たちがどう思うんだろう』ということにも、非常に興味があります」とメッセージを送る。 生徒役を演じた八木、日向、畑も、1998年当時の豪華キャストが出演していることや、コンプライアンスが厳しい現代において、鬼塚先生が果たす役割の意味について「ぜひ観てほしい」と熱い思いを寄せていた。