実はAIの専門家だった“セーラー服おじさん”が語る学校教育の未来「学校で教える科目は体育だけになる」「大学入試問題が解ける小学生も出る」
海外メディアにも出演。英語も堪能で「TOEICは970点です」
––––ふだん、生成AIでセーラー服を題材にした作品を制作することはありますか? AIは公序良俗に反する画像が作成できないため、以前は何度挑戦してもセーラー服おじさんの絵は描いてくれなかったんです。でも、最近は技術が進歩して、かなり実物に近づいてきたと思います。 今後、セーラー服おじさんを題材にした小説をAIに書かせるのもおもしろそうだと思っています。先日も、新潟県長岡市の「ミライエ長岡」という施設の1周年記念イベントで、AIと会話しながら小説を作る「セーラー服おじさんの超AI小説研究所」を開催しました。 今の技術だと、文学性があるおもしろい小説をAIが書くのは、まだ難しい。でも、AIの技術は急速に進歩してきています。そのため、これから先「AGI」(汎用人工知能。人間と同程度の知能を持つAIのこと)ができたら、文学賞を取るレベルの作品を書くこともありえると思います。 ––––小林さんは海外メディアにも出演されたことがあるとのことですが、英語が堪能なのでしょうか? 英語はインターネット上で海外の方とやりとりするのに必要だったので勉強しました。TOEICは970点、英検は1級をとったことがあります。海外メディアに英語で取材されることもあるのですが、AIに関してではなく、ふだんの生活ぶりや趣味についてインタビューされることが多いです。 あと、タイのSNSでも私の画像が拡散されているみたいで、何度かタイのイベントに出演したことがあります。タイの地下鉄の通路にある、日本をテーマにした壁画とか、いくつかの場所で私の絵が無許可で描かれています。ハローキティの横に私の絵が描かれているものもあるみたいです。 ––––今年で62歳になる小林さんですが、今後の目標や夢はありますか? 今のところ、肉体的にもメンタル的にもまったく衰えを感じていないので、定年後も働き続けたいと思っています。現在の定年は65歳ですが、私がその歳になるころには、70歳くらいまでに延長されているんじゃないかなぁと思います。そう考えると、定年は当分、来ないような気がしますね。 あと、現在勤めている会社を定年退職したあとも、「AIエバンジェリスト」として、講演会などを通して多くの人にAIの魅力や可能性を伝えていきたいです。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
集英社オンライン編集部ニュース班
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