【ブラッドスポーツ】バーネットがモクスリーに敗れ「1勝1敗。3度目といわず一生やってやる!」
<ブラッドスポーツ武士道:両国大会>◇22日◇東京・両国国技館 現無差別級キング・オブ・パンクラシストでもあるプロレスラー、総合格闘家ジョシュ・バーネット(46)が主宰する「ブラッドスポーツ武士道(ルールはノーロープのリングで戦い、KO、ギブアップ、レフェリーストップのみが決着となる)」が両国国技館で開催され、メインイベント(20分一本勝負)で、パンクラス王者バーネットが、IWGP世界ヘビー級王者ジョン・モクスリー(38)と対戦。ブラッドスポーツでしか実現できない夢のカードが行われた。 試合はジャイアントスイングでコーナーポストにたたきつけられたモクスリーが大量に流血。しかし20分を戦い終えても決着がつかず、延長戦に突入した。延長戦ではモクスリーがデスライダーでバーネットをマットに突き刺し、さらにストンピングで踏みつけ、そして最後は上からエルボーを連打してレフェリーストップでTKO勝ちした。 21年第6回大会でストンピングでモクスリーに勝利しているバーネットは試合後、「これで1勝1敗だ」と話し、3度目の対決について聞かれると「新日本がどう考えるかにもよるな。新日本のリングかもしれないし、AEWがやりたいと思うかもしれない。俺の家の裏庭でもいいし、(モクスリーの地元)シンシナティのダウンタウンの真ん中で戦ってもいい。どこでも俺たちの試合はできるし、どの町も俺たちのバイオレンスを待っている。場所はどこでもいい。3度目といわず、5回、6回、15回、25回、一生やってやる」と宣言した。 ルールが似ていることから、今大会には鈴木みのるや桜庭和志、船木誠勝らUWFに関係のある選手が多数出場。リングサイドには前田日明、藤原喜明も登場した。 それでもバーネットは「ブラッドスポーツはUWFとは違う。誰かがこの大会をマネしても、絶対に同じにはならない。それは俺が関わっていないからだ。電話をかけてランペイジに試合に出てもらったりできるのは俺だけだし、これまで新日本プロレスがIWGPヘビー級王者を別の団体の大会に出場させ、死ぬかもしれないような試合をさせたことがあったか? 普通はそんなことはしないが、俺のためにはそれをしてくれた。だから俺たちは特別な大会をつくりあげることができるんだ」と話し、ブラッドスポーツがいかに特別な大会かを強調した。 そしてバーネットはまた日本で大会を開催すると予告し、ファンや集まったメディアへ感謝の言葉を述べて控室に消えていった。 ▼第1試合 ○阿部史典 アキレス腱固め(ギブアップ) ×飯塚優 ▼第2試合(ブラッドスポーツトーナメント準決勝) ○鈴木秀樹 STF(ギブアップ) ×佐藤光留 ▼第3試合(同) ○エリック・ハマー パワーボム(TKO) ×野村卓矢 ▼第4試合 ○小波 アキレス腱固め(ギブアップ) ×福田茉耶 ▼第5試合 ○船木誠勝 アンクルホールド(ギブアップ) ×デイビーボーイ・スミスJr. ▼第6試合 ○クイントン“ランペイジ”ジャクソン ストンピング(レフェリーストップ) ×関根“シュレック”秀樹 ▼第7試合 ○桜庭和志 キムラロック(ギブアップ) ×サンティーノ・マレラ ▼第8試合 ○鈴木みのる ゴッチ式パイルドライバー(TKO) ×ティモシー・サッチャー ▼第9試合(ブラッドスポーツトーナメント決勝) ○鈴木秀樹 アンクルホールド(ギブアップ) ×エリック・ハマー ▼第10試合 ○ジョン・モクスリー エルボー連打(TKO) ×ジョシュ・バーネット ※20分で決着がつかず、延長戦に突入。