山口宇部空港のバラ満開、香り広がる【宇部】
山口宇部空港のバラ園で、200品種1000株のバラが見頃を迎えている。訪れた人は顔を近付けて香りを楽しんだり、写真に収めたりして鮮やかに咲く花々を楽しんでいる。 バラ園は同空港ビルの子会社、同空港ビルサービスが10年前から約4600平方㍍を整備。現在は林哲夫さん(74)を中心に計4人が週4回のペースで剪定(せんてい)や花摘みを行い、愛情を注いでいる。 近年は病気に強く、香りが際立つ品種を多く取り入れている。今年は例年よりも1週間ほど早く見頃を迎えた。園内のイベント広場を中心に、開花から時間の経過とともに花びらの色が黄色からピンクに変化する「サハラ98」、淡いピンクの小輪花が特徴の「宇部小町」などが咲き誇る。駐車場の歩道沿いには8種類の色とりどりの「ノックアウト」シリーズが並び、空港利用者を出迎えている。 林さんは「四季咲きと一季咲きが存在し、季節によって楽しむことができる。週末になるとさらに花が咲く。冬の剪定作業は大変だが、訪れた人の喜んだ顔を思い浮かべながら取り組んでいる」と話した。