この人に注意…住宅襲撃の男、公開手配 夫妻を切った刃物、今も持っている可能性 クレカを強奪し徒歩で去った24歳 その後クレカで買い物しようとした20代逮捕 逃走中の男は身長170~180センチ
埼玉県所沢市の住宅で1日未明、男4人が押し入り現金を奪った強盗致傷事件で、県警は3日、実行役の1人で事件後に逃走した男を住所、職業不詳森田梨公哉(りきや)容疑者(24)と特定し、住居侵入と強盗致傷の疑いで逮捕状を取り、公開手配した。 公開手配の男が歩く動画 襲撃前の様子、手にスマホ 胸に「72」 黒の半袖半ズボン、サンダルに白の文字
県警はこれまでに、東京都国分寺市で先月30日に発生した強盗致傷事件の現場周辺の防犯カメラに写っていた車と同一とみられる車2台を押収。うち1台は森田容疑者が用意したものとみており、国分寺事件にも関与した可能性があるとみて捜査している。 事件は、実行役としてこれまでに強盗致傷などの容疑で前橋市城東町3丁目、自称飲食店店長の男(43)、神奈川県小田原市飯泉、自称アルバイトの男(24)、住所、職業不詳の男(28)の3人が逮捕されている。 捜査関係者によると、自称アルバイトの男は「闇バイトに応募した」と供述し、国分寺事件に関与していることを認めているという。 また、スマートフォンの解析から、所沢市とさいたま市西区の事件は秘匿性の高い通信アプリの同一アカウントから指示されていた。 犯行は通信アプリで指示役と通話したままの状態で行われ、実行犯のうち数人は職務質問された際に身元を隠すため、身分証を車内に置いて犯行に及んだとみられている。
県警によると、森田容疑者は犯行後、車で東京都小平市のJR新小平駅付近に移動。タクシーに乗り、午前3時過ぎに同東村山市内の防犯カメラに写っているのが確認された。その後、午後0時50分ごろに再びタクシーに乗車していた。夫妻を切り付けた刃物を持っている可能性があるという。 また、所沢市の事件で奪われたクレジットカードを使って買い物をしようとしたとして、警視庁が、詐欺未遂の疑いで20代の男を逮捕したことが3日、捜査関係者への取材で分かった。 森田容疑者は身長170~180センチで小太り。県警は顔写真や事件当日の犯行前の県内コンビニエンスストアの防犯カメラ映像を公開し、情報提供を呼びかけている。情報は、所沢署(電話04・2996・0110)へ。