まさか…トイレで襲われた男性、家族も襲撃されそうになる 凶器を準備した19歳ら逮捕 トイレで闇バイト報酬をもらおうとした男性、監禁され報酬なし 「全員集めろ」と自宅も襲撃されかけたが、親も逃げ誰もおらず
埼玉県さいたま市西区の住宅へ強盗の準備をしたとして、県警捜査1課と大宮西署は30日、強盗予備の疑いで、東京都新宿区北新宿1丁目、建設業の男(37)と、北海道旭川市の無職男(19)を逮捕した。事件は同じく実行役として男2人が逮捕されており、逮捕者は計4人になった。 男性が襲われた仮設トイレの写真 広い公園、ひっそり設置されたトイレ 壁や天井に隙間なし【写真2枚】
逮捕容疑は8月31日午前0時40分~同1時40分ごろ、共謀して金品を奪うため凶器を準備し、さいたま市西区の男性(34)方に向かった疑い。 捜査関係者によると、37歳男らはいずれも交流サイト(SNS)で闇バイトに応募し、秘匿性の高い通信アプリで「(住宅の)ガラスを割って侵入し、男性と両親を家の中の1カ所に集めろ。暴行脅迫して現金を奪え」と指示されて男性宅に向かったという。 男性は4日前に西区にある公園の仮設トイレで、別の男2人=恐喝未遂罪などで起訴=に暴行を受けたため、住宅におらず、同居の両親も別の場所に避難していた。 37歳男らは強盗準備の事件直後に神奈川県の質店の強盗致傷事件にも関与したとして、神奈川県警に逮捕され、スマートフォンの解析から強盗準備の関与が分かった。実行役4人や男性はそれぞれ面識がなく、37歳男は容疑を認め、男は「現場に行ったが強盗は知らなかった」と容疑を一部否認しているという。
県警は背景に匿名・流動型犯罪グループ内のトラブルがあったとみて、指示役を含む共犯者の捜査を続けている。 関東近辺で発生した強盗事件は、県内でこれまでに強盗致傷事件など4件が確認され、今回逮捕された37歳男らを含めると4件の実行役は全員逮捕された。 ■18歳と33歳も男性宅へ向かった(以下、強盗予備で先に2人逮捕の記事) さいたま市西区の住宅で強盗をしようとしたとして、県警捜査1課と大宮西署は17日、強盗予備の疑いで、住居不詳、会社員の男(33)と、東京都大田区の建築作業員の男(18)を逮捕した。2人はいずれも交流サイト(SNS)で闇バイトに応募しており、8月から関東で相次いで発生している強盗事件との関連を視野に捜査している。 逮捕容疑は8月31日午前0時40分ごろから同1時40分ごろまでの間、他の被疑者らと共謀し金品を強取する目的で凶器を所持して、さいたま市西区指扇地内の男性(34)方に向かい、強盗しようとした疑い。2人と男性にはそれぞれ面識がなかったという。