1000枚の「服捨て」で心身ともにデトックス!エディター昼田祥子さんの今のクローゼット
エディター昼田祥子さん、ファッションが大好きだからこそ 1000枚の「服捨て」で心身ともにデトックス!
「服捨て」の体験を綴った著書が話題の昼田さん。なぜ大好きな服をそこまで手放せた?限られた服で、どうすればファッションを楽しめる? おしゃれが好きで、服だけは減らせないという方、必読です。
●昼田祥子さん ファッションエディター ファッションエディター。2016年からクローゼットを片付けた経験をWebメディアの連載で綴り、『1000枚の服を捨てたら、人生がすごい勢いで動き出した話』(講談社)で書籍化。
服を減らせたことで娘の話を3倍聞けるように
8年ほど前まで「私はファッション業界で仕事をしている身、クローゼットに服があふれているのはおしゃれの証!」と考えていたという昼田さん。 「ただ、その頃の私の口ぐせは"私なんて"。今思えば人生に行き詰まっていたんです。大好きなはずの服に、私は振り回されているのかも?と思い至り、『服捨て』を始めることに。やってみてよかったのは、他人のクローゼットを一切参考にしなかったこと、そして何枚までと目標は決めず、どこまで減らせるかだけに集中したこと。それで、毎日ひたすら手放し続けていました」 けれど、おしゃれをあきらめたり、新しい服を我慢したりは一度もしていないというから驚き。 「捨てながら、服は当時も今も買い続けています。減らすことだけに意識を向けていると、『ポケットのないパンツは結局着ないよな』などと自分なりの判断基準ができて、むやみな買い方をしなくなるんです。それに『このワンピースを着て、あのレストランに行きたいな』なんて未来を具体的に描ける服を選ぶようにも。私の場合、実際に叶った願いもたくさん。服がなりたい自分へと、導いてくれるようになりました」 こうして1000枚あったクローゼットは、約20枚をキープしながら、今も循環を続けています。 「服をきっかけに、家のものも全体的に減らしました。探したり、片付ける時間と労力が減ったことで、娘や夫の話にしっかり耳を傾ける余裕が! 結果的に今、家族みんながごきげんです」──昼田祥子さん