おおさか東線北区間新駅は「南吹田」「JR淡路」「城北公園通」「JR野江」
JR野江駅「榎並猿楽」
JR野江駅「榎並猿楽」。鎌倉時代に脳のルーツのひとつとなる「榎並猿楽」がこの地より発祥したことにちなみ、猿楽の衣装と能の舞台を引用するなどして表現している。住所は大阪市城東区野江で、城北公園通駅から約2.2キロ、鴫野駅からは約1.8キロの地点に位置する。
大阪支社長「通勤、通学、旅行で利用価値の高い線区に」
会見に出席した同社の川井正執行役員、近畿統括本部大阪支社長は「新幹線の駅である新大阪駅と直結することになり、沿線にお住まいの方には京阪神、奈良方面へのアクセスも極めて便利になります。これからご通勤、ご通学、さらにはご旅行に利用価値の高い線区にしてまいりたいと思います」と話していた。 また、奈良県内の桜井線、和歌山線には来春、新型車両が導入される予定となっており「首都圏や九州方面から新幹線を利用いただき、奈良方面にも便利で楽しい旅にご利用いただけたら」とも話していた。
詳しい開業時期や新大阪駅~久宝寺駅の所要時間は、分かり次第発表するとしている。使用する車両は、主に現在も営業区間で使用している若草色の201系で、運用上は別の車両が走ることもあるという。1日あたりの乗降客数は、この新たな4駅で計5万人とみている。 おおさか東線は2008年3月に放出駅~久宝寺駅の9.2キロが開業。2009年9月に新大阪駅~放出駅(11.1キロ)の工事完成期限延長の認可(2011年度末→2018年度末)を受け、2019年春に開業予定となっている。新大阪駅~久宝寺駅までは約20.3キロ。駅数は14駅(新大阪、鴫野、放出、久宝寺の4駅含む)。総事業費は1200億円と発表している。