「この日は熱中症の危険大」名工大グループが1週間先までの救急搬送者数を予測 "暑さ慣れ”も考慮
メ~テレ(名古屋テレビ)
暑い日が続き、熱中症の疑いで救急搬送される人も増えています。暑さから身を守るため、名古屋工業大学の平田晃正教授らのグループが、熱中症による救急搬送者数の予測を9日から一般公開すると発表しました。 「やはり高齢者の熱中症をいかに減らすかということ。高齢者に見ていただきたいだけでなく、例えば少し離れたところに住む子どもが、この日は特に熱中症のリスクが高いよとコミュニケーションの機会としていただければ」(名古屋工業大学・平田晃正教授) 搬送者数の予測は、愛知や東京など8都道府県の予測が公開されています。名工大の熱中症搬送者数予測サイトで1週間先の分まで確認することができます。
予測は「暑さ慣れ」も考慮、8月から岐阜と三重も
環境省なども暑さ指数を公開し、熱中症予防を呼び掛けていますが、平田教授らの研究では「暑さ慣れ」なども考慮して予測を出しているといいます。 「過去の気象条件などから、暑さ慣れ、5月の気温30度と7月の30度では全く感じ方が違うので、そういったものも考慮し、暑さが続くときには脱水症状になりやすいなども考慮した上での推定となります」(平田教授) サイトを見ると、10日からの搬送者数は徐々に減ると予想されています。 また、過去のグラフも公開されています。去年の愛知県の6月から9月の期間を見てみると、推測の搬送者数と、実際に搬送された人数がおおむね同じ数になっていることがわかります。 今後、岐阜と三重は8月をめどに公開するとしています。 https://heatstroke.jp/(熱中症搬送者数予測サイト)