『君に届け』“再現度高すぎ”実写映画キャストの今 爽子の恋のライバルや親友には人気女優ぞろい!
8月1日より、アニメ『君に届け 3RD SEASON』がNetflixにて世界独占配信される。これまで2009年と2011年にそれぞれテレビアニメの第1期と第2期が日本テレビほかで放映されていた本作。待望のアニメ第3期への期待が高まる中、いまもファンの間で愛されている実写映画版に注目。主要キャストが演じたキャラクターを振り返り、演じた俳優たちのその後の活躍を見ていこう! 【写真】原作の雰囲気そのままに! 『君に届け』実写版キャストたち 映画『君に届け』は、累計3600万部(紙+電子)を記録している椎名軽穂による大ヒット同名コミックを、林遣都、池松壮亮、溝端淳平共演の『DIVE!!』や岡田准一主演の『おと・な・り』を手がけた熊澤尚人による脚本・監督で実写化した2010年公開の青春ラブストーリー。そのルックスと物静かな性格から“貞子”とあだ名されてクラスでは浮いた存在の黒沼爽子と、心優しい彼女の本当の魅力に気付いているクラスの人気者・風早翔太、そして2人を取り巻く人々の姿を通して、もどかしい恋心や友情、さらに家族愛など、人と人の繋がりを繊細に描き出していく。原作コミックは2017年まで連載が続き、2023年にはテレビ東京とNetflixが共同制作するNetflixシリーズとして、主演に南沙良と鈴鹿央士を迎えて実写ドラマ化されるなど、現在に至るまで根強い人気を誇っている。 ■多部未華子 ヒロインの黒沼爽子を演じたのは、映画公開の前年に連続テレビ小説『つばさ』(NHK総合)で主演を務めていた多部未華子。 爽子は、真面目で純粋、かつ人の役に立ちたいという思いが強い女の子で、幼稚園の頃から“一日一善”をモットーに過ごしていた。しかし小学生の時、映画『リング』に登場するキャラクター“貞子”に髪型が似ていることを指摘され、周囲から“貞子”と呼ばれて、なぜか怖がられる存在になってしまう。次第に内気で大人しい性格の暗い女の子に成長してしまった爽子は、高校で“運命の人”と出会うことになるのだった…。 自らの殻を破っていくヒロイン・爽子を熱演した多部は、本作公開の翌年放送のドラマ『デカワンコ』(日本テレビ)で民放の連続テレビドラマ初主演を果たすと、2015年には主演ドラマ『ドS刑事』(日本テレビ系)でイメージ一新のボブヘアを披露。2020年には『私の家政夫ナギサさん』(TBS系)、2023年には『いちばんすきな花』(フジテレビ系)で主演を務めている。プライベートでは2019年に写真家・熊田貴樹との結婚を発表。2021年12月には第1子出産を公表している。 ■三浦春馬 本作のもう1人の主人公・早風翔太を演じたのは、子役として芸能界でのキャリアをスタートし2007年の公開の映画『恋空』で新垣結衣の相手役を務めてブレイクした三浦春馬さん。 三浦さんが演じた翔太は、周囲から“貞子”と呼ばれ恐れられる爽子の優しい素顔に気付いているクラスメート。高校入学直後、学校への道を迷っていたところ爽子と出会った彼は、親切に道を教えてくれた彼女が桜の木を見上げて優しく微笑む姿に心を奪われることに。その後も、翔太は人知れず爽子が行う“一日一善”を見守ることになる。 本作への出演後、三浦さんは公開の翌年となる2011年に放送された『大切なことはすべて君が教えてくれた』(フジテレビ系)で月9ドラマ初主演を果たすと、2014年には主演ドラマ『僕がいた時間』(フジテレビ系)のヒロインとして多部をキャストに迎えて再共演を果たした。映画やテレビドラマで活躍する一方、舞台でも数多くの話題作に出演。2015年には『地獄のオルフェウス』で大竹しのぶとともに主演を務め、翌年はブロードウェイミュージカル『キンキーブーツ』にも主演している。今後のさらなる活躍が期待されながらも2020年7月に急逝した。