まさかの“大波乱”…予選敗退となった甲子園常連校(6)コールド勝ち明けの“大接戦”で
第106回全国高等学校野球選手権大会が、8月7日に開幕を迎える。今春の選抜甲子園で優勝を飾った健大高崎(群馬)や、同準優勝の報徳学園(兵庫)などが順当に甲子園出場を決める中、地方大会で姿を消した強豪校も少なくない。そこで今回は、夏の甲子園出場を逃した甲子園常連校を紹介したい。
敦賀気比(福井)
昨秋の北信越大会で準優勝し、今春のセンバツ甲子園に出場した敦賀気比。福井県内では屈指の強豪だが、この夏は福井県大会の決勝で涙を飲んだ。 夏の甲子園出場11回を誇る敦賀気比は、平沼翔太(現:西武)らを擁して2015年春に全国制覇を達成。2021年春から4季連続で甲子園出場を果たすなど、近年は甲子園常連校となっていた。 昨秋は福井3位となったが、北信越大会で準優勝。今春のセンバツ甲子園は初戦で明豊に敗れたが、0対1と善戦。 さらに、春の福井県大会でも準優勝に輝くなど、高い実力を示していた。 今夏の福井県大会では2回戦、準決勝でコールド勝ちを収め、順当に決勝に駒を進めた。決勝・北陸戦は6回までスコアボードにゼロが並ぶ投手戦だったが、7回に一挙4失点。9回に1点を返すも、反撃及ばず、2年連続で夏の甲子園出場を逃した。
ベースボールチャンネル編集部