豊洲移転問題で石原元知事が記者会見(全文1)盛り土について「記憶にない」
東京都の豊洲市場への移転をめぐる問題で、石原慎太郎元知事が3日午後3時から都内で記者会見をした。 石原氏は2001年に築地市場から豊洲市場への移転が決まった際の知事。汚染された土地が選ばれた背景や土壌汚染対策を含めた東京ガスからの購入経緯などについてどのような説明をするか、注目される。 豊洲市場問題で、石原氏は20日に都議会・百条委員会での証人喚問を控えている。3日の石原氏会見の1時間前には、小池百合子知事が都庁で定例会見を行う。
百条委員会までは待てない心境
司会:それでは、ただ今から石原元東京都知事の記者会見を始めたいと思います。今日の、一応こういう手順でいきたいと思います。最初に石原さんからここに来るに当たっての思いをまず話していただいて、そしてそれからこの問題についての私がいくつかのご質問をして、それから会場の皆さんからいろんな角度から質問していただくと、こういう感じで進めたいと思います。 今朝、石原さんは果たし合いに出掛ける昔の侍のような心境でここに行くんだという、お話しされてましたけども、誰が果たし合いの相手か分かりませんけども、私たちも今日は真剣勝負で、この豊洲の問題についてできるだけ真相を明らかにするべく、いろんな角度からご質問したいと思ってるんですけども、どうか石原さんも、もう全て洗いざらいお話をしていただくということにしたいと思います。それじゃあ、まず最初に今回の記者会見に際しての石原さんご自身のお気持ちを、まず最初にお話し願いたいと思います。 石原:皆さん、本日、この機会を与えていただきまして、本当にありがとうございました。私が3月の19日ですか、百条委員会に呼ばれているようですけども、とてもそれまで待てない心境なんです。これはね、座して死を待つつもりは私はございません。 昨年の9月に小池知事が豊洲の問題の住民訴訟の判決を引っ繰り返して、新しい弁護団によって、私をもう1回、民事訴訟をするということに切り替えられたようですけども、これは論外にして、とにかく、それ以来、私の家の前に小池さんのランニングドッグのメディアが〓猖獗 00:04:04〓しましてね、プライバシーは侵される、近所迷惑する、警察も時々、〓来ていただいて 00:04:10〓整理をいただくみたいな混乱が続きましてね、とにかく生活が生活でならない状態が続いてまして、私自身も2年前に軽い脳梗塞をやりまして、奇跡的に早期発見されて一命取り留めたんですけれども、おかげさまで患部が右の〓ジョウトウヨウ 00:04:35〓ですか、だったおかげで、言葉もしゃべれるようになりましたし、入院中、物も書くことができました。 たまたま私、そのあと書いた田中角栄さんの『天才』という本が〓評判に、おかげに 00:04:51〓なったんですけども、私、田中さんが脳梗塞に倒れられたあとね、あのロッキード裁判っていう、まったくいんちきの冤罪の裁判ってものに憤懣やる方なく、一言もしゃべらずに亡くなるまで十数年、過ごされた心境っていうのを本当に思えば思うほど痛ましい気がしましてね、私自身がその様で、とても、要するに死ぬまで生き続けるつもりはないし、事の〓*** 00:05:24〓をはっきりさせるために、こういう機会を設けさせていただきました。