【バチェロレッテ3】「私はいつ結婚するんだろう?と、漠然と考え始めていた時期だった」3代目バチェロレッテ・武井亜樹さんの人柄とは?
“人柄をわかった上で、納得してさよならする”のが、相手への礼儀
――旅の見どころのひとつは、バチェロレッテが、パートナー候補者たちをふるいにかけるルールですが、誰かを“選ぶ”作業は本当に大変ですよね。 武井さん:そうですね。ただ、自分としては、『バチェラー・ジャパン』参加者のひとりになって選ばれるよりも、『バチェロレッテ』として誰かを選ぶほうが性格的に向いていたように思います。多数の中で誰かと競争したり、戦略を立てるよりも、自分のペースや考えをそのまま貫くほうが得意。選ばれる側って、やっぱり相手に合わせるというか、“バチェラーが選ぶ”ことを前提に、いろいろ行動しなきゃいけないけど、そういうのは苦手だから。 ――選ぶにあたって、念頭に置いていたことはありますか? 武井さん:お別れする時の振る舞い、ですね。選ばれなかった男性たちは、絶対ショックが大きいでしょう? 特にバチェロレッテの旅だから、自信を失ったりする可能性があるなと思っていました。でも、結局は相性だから、「この旅に参加して、自分の自信がなくなった」とか「参加しなければよかった」とは思ってほしくなかったから、そこはすごく気をつけて、言葉を選びました。 お別れの理由は、人それぞれ違ったんですけど……ずっと、自分の心の中に置いていたのは、「あまり会う時間がなかった」とか「よく知ることができなかったから、お別れした」とは絶対に言わないようにしよう、ということでした。もし「よくわからない」とか、「まだ判断できるかわからない」と思ったなら、何度もデートに呼んだし、自分の中で納得して「恋愛にはならない」とハッキリわかるまでは、お別れしないと決めていました。 ――具体的には? 武井さん:たとえば、「人としてはすごく好きで、心の絆で結ばれたなと思う人」と、「好意は持っているけど、その好意の内容がまだよくわからない人」がいたら、前者とお別れして、気持ちがまだ掴(つか)めていない方に残ってもらうとか。私の人生においてのパートナーを見つける旅なので、私の独断と偏見で選んでいくけど、「相手のことがわからなかったからさよならする」より、「わかった上で、納得してさよならする」のが、相手への礼儀だと思ったんです。もちろん、自分基準で選んでいるし、「私の中では納得してさよならしている」というのも伝えたかった。だから、相手の人となりがわかるまで呼びました。何度も声をかけた方もいますが、それは、「私が彼とわかり合いたい」と思ったから。特に番組の最初のほうでの声がけは、それが大きいです。