歳暮商戦が本格化 香林坊大和にギフトセンター
金沢市の香林坊大和は6日、8階催事場に「お歳暮ギフトセンター」を開設し、歳暮商戦を本格化させた。能登半島地震や奥能登豪雨の被災地支援の思いを込め、能登の食を充実させたほか、北陸新幹線の敦賀延伸に合わせて南加賀や福井に関連する商品も並べた。 センターには約700点の見本を展示。能登牛やジェラート、定番のかぶらずしなどを紹介し、午前10時の開店直後から客が訪れた。「伝統的酒造り」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録される見通しになったことを受け、石川の地酒コーナーも人気を集めた。 中嶋智店長は「能登からの食材提供が徐々に回復してきた。生産者に感謝し、少しでも復興の役に立ちたい」と話した。ギフトセンターは12月17日まで。 ●県内、天気不安定に 6日の石川県内は気圧の谷や湿った空気の影響で曇り、正午までの最高気温は金沢16・5度、輪島15・3度と11月中旬並みだった。未明から明け方にかけては大気の状態が不安定となり、やや強い雨や雷となる所もあった。 金沢地方気象台によると、寒気の流入が続き、夜には雨となる所もあるとみられる。7日は西高東低の気圧配置となり、加賀では曇りで明け方まで雨、能登は曇りで未明に雨が降る見込み。