◆女子プロゴルフツアー　ニトリレディス　第３日（２４日、北海道・桂ＧＣ＝６６５１ヤード、パー７２） 　２０歳のアマチュア・横山珠々奈（すずな）が２５位から出て、７バーディー、１ボギーの６６をマークし、通算８アンダーでホールアウト。現時点でトップと２打差の暫定２位タイと好位置に浮上している。 　１番で４メートル、２番で３メートルを決める連続バーディーで前半に４つ伸ばし、後半の１４、１６番などでバーディーを重ねた。今大会の推薦出場が決まったのは直前の１８日。「急いで飛行機とホテルを予約して」北海道入りしたという中、上位争いを演じる。 　「３メートルくらいのパッティングを強めに打つ練習をしていて、今日はしっかり打つことができて入ってくれた」と満足そうに話した。２週前のＮＥＣ軽井沢７２で５１位となり、ベストアマチュアを獲得。「良いイメージがついて、自信が持てた。ドライバーを緊張感のある中で思い切り振ることができた」と手応えを明かした。 　２００３年度生まれで、同学年にはメルセデス・ランク１位の竹田麗央、通算５勝の川崎春花らがいる。「プロで活躍している選手がいて、自分もという意識はありつつも、焦っても良くないので自分のペースでいきたい。私も頑張ろう、くらいの感じです」と冷静に話す。 　プロテストには昨年まで３度挑戦し、２２年には１打足りず２１位だった。今年は４回目のプロテストを受験。好位置で迎える最終日へ「緊張感とかこの位置にいることを楽しんで、その中で自分のゴルフができたら」と、９人目のアマ優勝を狙う２０歳は意気込んだ。