SF映画から着想、仮想空間でショッピング体験…韓国ロッテの新メタバース「カリバース」公開
【08月30日 KOREA WAVE】韓国ロッテグループの「ロッテイノベート」が数年かけて開発してきたメタバースプラットフォーム「カリバース(CALIVERSE)」が29日オープンした。停滞していたメタバース市場が再び盛り上がるか注目されている。 「カリバース」は、2018年に公開された米国のSF映画「レディ・プレイヤー1」をモチーフにしている。この空間では、コリアセブン、ロッテハイマート、ロッテ免税店などの流通チャネルで、電子製品や化粧品など、さまざまなショッピングを体験できる。特に ロッテ免税店には「ルイ・ヴィトン」「MCM」「ロクシタン」などの有名ブランドが入店しており、利用者はこれらのブランド館で実写に近い仮想製品を見ることができるという。 「オリジンシティ」は、中心地区、東部地区、西部地区に分かれている。中心地区は企業ブランドの体験を中心に構成されており、東部地区はアバターのファッションを購入できるなど、ファッションとエンターテイメントを中心に展開される。西部地区は、ユーザー生成コンテンツ(UGC)タウンを中心に、利用者がさまざまなコンテンツを自ら生成し、他のユーザーと共有できるように設計されている。 エンターテイメントエリアでは、約8万人規模の客とリアルな音響を表現したステージが主要コンテンツだ。今後、MBCとのパートナーシップを基にK-POP公演を拡大し、世界的なEDMフェスティバル「トゥモローランド」とのパートナーシップに基づく「トゥモローランドプラネット」を年内に開催予定だ。 この他にも、カリバースの利用者は、居住する家の室内インテリアを自らデザインしたり、簡単なミッションにより報酬を獲得できたりする。今後は仮想土地や建物の購入など、不動産取引コンテンツもアップデートされる。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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