氷川きよし、今年の漢字は「花」
演歌歌手・氷川きよしが15日、東京国際フォーラムで「氷川きよしスペシャルコンサート2015~きよしこの夜Vol.15~」を行った。 同コンサートは、01年から毎年末に行っている恒例のスペシャルコンサート。今年も12月15~16日の2日間で計4公演が行われ、約2万人を動員する。 今年は15回目の節目の年ということもあり、これまでのコンサートの模様を映像で振り返ったり、デビュー曲『箱根八里の半次郎』から昨年発売した最新曲の『ちょいときまぐれ渡り鳥』まで、過去にリリースした氷川のオリジナルの股旅演歌全作品14曲を一気に歌い上げるなど、記念すべき内容に。中でも、1stアルバム『股旅演歌名曲選』に収録されている『箱根八里の半次郎~風雲篇』は、約10年ぶりのお披露目ということもあり、客席を沸かせた。 この日、氷川が披露した曲数は自身の年齢にちなんだ計38曲。 衣装にもかなり力が入っており、洋装6ポーズに和装5ポーズの計11ポーズを披露し、開演とともに熱唱した『男花』では連獅子の衣装を身にまとい、和太鼓演奏とコラボした迫力ある圧巻のパフォーマンスを見せた。 終演後、報道陣の囲み取材に応じた氷川は連獅子の衣装について、「一度挑戦してみたいと思っていました。かなり重くて暑いです。所作も振り付けの先生に指導して頂きました」。 今年で15回目を迎えた「きよしこの夜」に関しては、「20代の頃の映像を見ると若かったなあと思いますし、あの頃は若さにあふれている感じで良かったですけど、今は今で僕なりの表現をしていきたいです」と語った。 1年間を振り返って、「歌手として充実した年でした。1年のほとんど全国各地を回っていましたね」とし、今年1年間を表す漢字1文字を聞かれると、「花」を挙げて、「『男花』という曲を歌わせて頂いていますし、1年間ファンのみなさまにたくさんの花を咲かせて頂きました」と感謝。 そのうえで、「そして歌手として、これからもたくさんの花を咲かせていけるよう頑張っていきたいです」とさらなる飛躍を誓った。