焼津・大井川港に〝太平洋の白鳥〟 帆船「日本丸」が初寄港 14、15日に一般公開
焼津市の大井川港の開港60周年を記念して、独立行政法人海技教育機構の帆船「日本丸」が12日、同港に初寄港した。16日まで停泊し、船内の一般公開や夜間のライトアップを行う。 12日には市が歓迎セレモニーを開き、乗組員を岸壁で出迎えた。中野弘道市長は「世界に誇る日本の帆船の雄姿を大井川港で見せてもらい、大変名誉」と感謝し、木村昭夫船長に記念品を手渡した。大井川吹奏楽団が歓迎演奏を披露した。 日本丸は船員養成の練習帆船で全長約110メートル、2570トン。白い帆を広げた姿から〝太平洋の白鳥〟と形容される。今回は約2カ月間の航海実習の中で寄港し、国立清水海上技術短期大学校(静岡市清水区)の学生86人が実習生として乗船している。 一般公開は14日午前9時~11時半と午後1~4時、15日午後1~4時。日没から午後10時までは、約300個の電球で船体が彩られる。出港は16日午後2時を予定している。
静岡新聞社