メジャー断念で…国内移籍を選んだFA戦士(6)珍しい?FA権を”2度行使”
MLBでは、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が球界を席巻。NPBからも毎シーズンのように海を渡っており、今季も佐々木朗希、小笠原慎之介、菅野智之らがMLB挑戦を決断している。一方で、FA権を行使してメジャー挑戦を目指したが、断念した選手もいる。ここでは、最終的に国内球団への移籍を決断した選手を紹介したい。
相川亮二
・投打:右投右打 ・身長/体重:183cm/86kg ・生年月日:1976年7月11日 ・経歴:東京学館高 ・ドラフト:1994年ドラフト5位 23年間の現役生活で2度のFA権を行使した相川亮二。1度目のFAではメジャー移籍を目指したが、獲得球団が現れず国内移籍となった。 1994年ドラフト5位で横浜ベイスターズに入団。1999年に一軍デビューを果たして徐々に出場機会を増やすと、2004年に正捕手へ定着。2007年には打率.302と打撃でも存在感を示した。 翌2008年は故障もあって101試合出場、打率.255(規定未満)、7本塁打と数字を落としたが、同年オフにメジャー挑戦を見据えて海外FA権を行使。しかし、メジャー球団からの獲得オファーはなく、東京ヤクルトスワローズへ移籍となった。 新天地でも正捕手を担い、2010年には打率.293、11本塁打、65打点の好記録をマーク。その後は中村悠平の台頭もあって出場機会を減らすと、2014年オフに2度目のFA権を行使。2015年から読売ジャイアンツに加入した。 巨人では主に控え捕手としてバックアップの役割を担った。チーム最年長捕手としてチームを支え、2017年限りでユニフォームを脱いだ。
ベースボールチャンネル編集部