桜庭和志の長男・大世、不動産マン→総合格闘家に 刺激受けた“同い年の格闘家”の存在「めっちゃ差があるなと」
大みそか開催「RIZIN DECADE」で総合格闘技デビュー
総合格闘家でプロレスラーの桜庭和志が、22日に放送された新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」のスポーツ番組『ABEMAスポーツタイム』(日曜午後10時)に生出演。今年の大みそかに開催される格闘技イベント「RIZIN DECADE」にて総合格闘技デビューする長男・大世について語った。 【写真】五輪2連覇の柔道家から一本 長男・桜庭大世による鮮やか膝十字のフィニッシュシーン この日の放送では、格闘界のレジェンドで“IQレスラー”こと和志が初登場。長男・大世への独占インタビューも実施した。 小学生から柔道を続けていた大世は柔道の名門・東海大を卒業後、一般企業に就職。不動産の営業として勤務していた。 父と同じ格闘家の道を歩まなかった理由を「今の時点でそんなに強くないのに、社会人になって1番になるのはすごく難しいと思った。バリバリ働いて、同級生よりもお金を稼ごうと思って就職しました」と告白。そして、1度は断念した道に戻ったきっかけを「那須川天心選手が同い年。見ていて『同い年なのに、めっちゃ差があるな』『負けていられないな』と思った。父からは『お前が思っているよりは甘くないぞ』と言われましたけど……」と語った。 大世の覚悟に、和志は「まずは『長くやろうと思っているのか?』という話をした。自分がやりたいならやればいいけど、『仕事を辞めない方がいいんじゃないか』と伝えた」と葛藤があったことを打ち明けた。そして現在は全力で大世をサポートしており「技術的にはまだ甘い部分もあるけど、若いからすぐに覚えますよ」と期待を寄せた。 また、大世に父・和志の“父親像”について話を聞くと、「言っていいのかわからないですけど(笑)」と切り出し、「お酒を飲んで、どうしようもないお父さんだった気がします(笑)」とぶっちゃけ。その一方で、「格闘家としては世界一すごいお父さん。戦績を見たら意外と負けているけど、いろんな人の頭に残る試合や面白い試合をしていて、選手として1番尊敬している。超えられたらいいなと思います」と父への思いを吐露した。 「RIZIN DECADE」では、ベテランの矢地祐介と対戦する大世。「いろいろな声があると思うけど、見て欲しい。心躍るような試合をたくさんして、いずれはスーパースターになりたい」と意気込みを語り、和志は「当日はセコンドで行く予定。勝てればいいと思うけど、正直に言うとちょっと厳しい部分もある。まずは自分の良いところやカラーを出せよって話はしている」とエールを送った。大世のデビュー戦となる「RIZIN DECADE」は、「ABEMA PPV」にて全試合生中継される。
ENCOUNT編集部