丸野一樹が気迫で押し切り優勝を飾る/ボートレース三国・モーターボート大賞
ボートレース三国のGⅡ「モーターボート大賞~地区代表戦~」は、一節を通して良い天候に恵まれた大会となった。今節では、中山将と石本裕武がGⅡ初勝利を達成し、めでたいシリーズとなった。 【結果】 三国12R 優勝戦 / モーターボート大賞~地区代表戦~ 優勝を手にしたのは、安定したレースさばきを見せた丸野一樹。前検では「回転が全く合っていない。ペラが根本から気になるから叩き変えることも含め、外周りから調整していく」と不安な気配が漂っていた。初日前半は5着と着外に沈んだが、後半から整備が進み、安定感を取り戻した。 準優勝戦では、柴田光が痛恨のフライングを切ったものの、丸野は好スタートからまくり差しを決め、優勝戦での絶好枠を獲得。優勝戦では、土屋智則のまくり差しに一瞬ヒヤリとする場面もあったが、丸野が気迫で押し切り優勝を果たした。丸野にとっては当地で5年ぶり3度目の優勝となった。勢いに乗る丸野の走りから、今後も目が離せないだろう。
優勝者コメント・丸野一樹
「嬉しいです。久しぶりの優勝だったので、本当に嬉しいです。やってしまったかと思いましたが、何とか逃げ切れて良かった。ギリギリでしたが、エンジンが後押ししてくれましたね。久しぶりのGⅡの優勝戦で緊張していましたが、舟足は良かったです。前検と比べると、見違えるくらいに仕上がっていました。 1マークはとにかく先に回ろうと思い、全速で回りました。2マークも強い心を持って先取りしようと考え、後は転ばないように、抜かれないように最後まで走り切りました。勝ち切れたことは自分の自信になりました。 同期の片橋(幸貴)さんと来年のクラシックに一緒に出ようと話していたので、一緒に出られることが嬉しいです。これをきっかけに、次は地元のGIでリズムを上げていきたいですね。 皆さん、遅くまで残って頂き、本当にありがとうございました。久しぶりの優勝ですが、やっと一つ殻を破れたと思っています。また上の舞台で勝てるように、レベルアップして頑張っていきますので、これからもご声援よろしくお願いします」。
マクール