埼玉すごいよ!埼玉に昨年吹いた追い風、勢いそのままに 各界のリーダーら、郷土の発展へ協力誓う 賀詞交換会に950人 大野知事が呼び掛け「共に埼玉県を盛り上げるため、引き続き協力を」
新春恒例の「豊かな埼玉をつくる県民の集い―2025新年賀詞交換会」(埼玉新聞社主催)が7日、さいたま市浦和区のロイヤルパインズホテル浦和で開かれ、県内の政財界や文化・スポーツ関係者ら950人が新年の幕開けを祝った。渋沢栄一翁を肖像とした新1万円札の発行、パリ五輪・パラリンピックで県ゆかりの選手が活躍するなど、埼玉に追い風が吹いた昨年の勢いそのままに、各界のリーダーたちが郷土のさらなる発展に向けて協力を誓った。 【動画】埼玉すごいよ!埼玉に吹いた追い風、昨年の勢いのままに 賀詞交換会に950人 郷土の発展へ協力誓う【写真3枚】
発起人代表としてあいさつした大野元裕知事は「埼玉県は大きな転換期にあり、持続可能な発展を遂げるためのさまざまな施策を打っている。今年は5月25日に全国植樹祭が開催され、夏には初めてのイノベーション創出拠点である渋沢MIXが出来上がる。皆さんと共に埼玉県を盛り上げるため、引き続き協力をお願いしたい」と呼びかけた。 斉藤邦明県議会議長は「埼玉県を盛り上げようという熱気を感じる。追い風、向かい風はそれぞれの考え方によるが、埼玉県の発展に関しては皆さん考えは一緒。埼玉すごいよ、盛り上げていくよ、この熱気をさらに高めていただきたい」と期待を込めた。 続いて県内選出の国会議員が登壇。自民党県連会長の柴山昌彦衆院議員(埼玉8区)は「スキージャンプは逆風ほど高く飛び、たこ揚げも向かい風に向かって走る。大きな転機、飛躍の年になる、多くの可能性がより大きく花開く年になることを誓い合い、前に進む」と意気込みを語った。
立憲民主党県連代表の小宮山泰子衆院議員(埼玉7区)は「転換と発展の年、私たちの国がどうあるべきかを考える節目の年になる。大野知事は参院議員の頃から的確な判断をしてきた」とデータを集める重要性を説いた。 その後は県内の市町村長が登壇し、県市長会副会長の頼高英雄蕨市長は「市民生活の安心・安全と福祉の向上、地域経済の発展のために力を尽くしていく。巳(み)年が皆さまにとって脱皮を繰り返し成長する飛躍・前進の年に」とあいさつし、県町村会会長の井上健次毛呂山町長は「団結した町村会ではいち早く能登へ義援金を贈った。埼玉新聞の愛する、つなぐ、輝かせるはいい言葉。選挙で使える」と会場を沸かせた。 埼玉新聞社の関根正昌社長は「トランプ米大統領の就任が日本、埼玉にどんな影響を及ぼすのか。万が一逆風が吹いても、ここにお集まりの皆さまが一丸となって風に強い埼玉にしていただきたい。皆さんの苦労・活躍を、ファクトの積み重ねで県内全域に伝えていきたい」と述べた。