【GW目前】ビールとオムレツで「5000円」──“歴史的円安”も国際線予約は10%増 家計負担は11万円増…防衛策は?
■家計負担額の増加試算に街の人は?
このまま1ドル=154円台の水準が続き、原油価格が現状の横ばいだった場合、みずほリサーチ&テクノロジーズの試算によると、今年度の家計の負担額は前年度に比べて年間で約10万8849円増えます。 街の人からは「ランチって基本1000円以下みたいな、500円ランチが主流だったのが、1500円、2000円とかが普通のランチで当たり前なのかなっていう」「私結構きついかも。飲み代を節約したら…」という声が上がりました。 また、みずほリサーチ&テクノロジーズの試算によると負担増加額の10万8849円のうち、最も多くを占めているのが外食を含めた食料の費用で、4万3697円に上っています。
■値上げしないために…バルが取った手段
渋谷区のワインバルでも、海外から輸入しているワインの仕入れ値が上がっているといいます。「(仕入れ価格が)100円から200円ぐらい全体的に上がっているようなイメージですね」と店長。それでも何とか値上げせず営業するために、ある手段を取っていました。 店長 「プライベートブランドのワインをフランスやオーストラリアから仕入れていますので、できるだけ大きいロットで発注して…」 他社ブランドのワインの本数を減らし、自社ブランドを一度に多く仕入れることで価格を抑えているといいます。
■「北陸応援割」第2弾の受け付け開始
一方、石川県では19日、5月7日から始まる能登半島地震の観光支援策「北陸応援割」の第2弾の予約受け付けが始まりました。1泊あたり2万円を上限に、旅行代金の最大半額が補助されます(同県のみ)。
■能登町の旅館、復興へ新たな一歩
石川・能登町にある旅館「百楽荘 能登 九十九湾」は19日、約3か月半ぶりに営業を再開しました。 支配人は、津波が押し寄せた高さを示してくれました。能登半島地震の影響で、宿泊客に人気だった釣りができる桟橋は流され、お食事処も浸水。今も使えない状態です。それでも再開初日のこの日は、応援割第1弾の利用を含めて10組24人が宿泊予定です。 7人の新入社員を加えて、久しぶりに集まった従業員とともに、復興に向けて新たな一歩を踏み出しました。ある新入社員は「一人ひとりのお客様に『百楽荘に来てよかった』と言っていただけるように、笑顔で頑張りたいと思います」と意気込みました。 (4月19日『news zero』より)