大阪「天神祭」陸渡卸の先陣切って迫力の催太鼓
大阪「天神祭」陸渡卸の先人切って迫力の催太鼓 THE PAGE大阪
24日に宵宮祭を迎えた大阪の「天神祭」。朝から大阪天満宮や地元の天神橋筋商店街が盛り上がりを見せているが、夕方には天満宮で「催太鼓(もよおしだいこ)」が始まり、低音を響かせながら激しい動きで真紅の頭きんをかぶった願人たちが打ち続け、見物人から大歓声を受けていた。
関係者らによると、この太鼓は大阪城の太鼓と伝えられる由緒正しい代物だという。陸渡御の先頭を切り、太鼓を挟んで6人1組3人ずつで叩く。同日午後4時ごろ、天満宮へ宮入すると、太鼓下に敷かれた丸太を大勢で大きく揺らしながら叩く「からうす」が披露され、願人らは体が横向きになりながらも太鼓を激しく打ち続けた。 この様子を見ていた大阪市北区の女性(46)は「この姿がかっこいい。毎年、この低い太鼓の音が響くとしびれるから、無理してでも見に来るんです。天神祭は船や花火だけでなく、素敵なものがいっぱいあるのでうれしいです」と話しながら、願人を撮影していた。