5人の女性を同時に妊娠させた男性、お祝いイベントを合同開催して批判続出!「狂ってる」「関係者全員恥ずかしくないの?」
ベビーシャワーは、出産を間近に控えた妊婦さんのために、家族や友人などが集まって安産を祈るパーティだ。アメリカでは一般的なイベントだが、同時期に5人の女性を妊娠させたという男性が、ママとなる彼女たちのために合同ベビーシャワーを開催。ネット上で話題になり、物議を醸した。 【動画】5人の女性を妊娠させた男性と5人の妊婦たちのお祝いイベントの様子
大家族誕生? 生まれる赤ちゃんたちのパパは同じ男性
ニューヨーク・ポスト紙によれば、話題のベビーシャワーを開催したのは、ニューヨークの22歳のミュージシャン、ゼディ・ウィルだ。妊婦たちの一人、リジー・アシュリーさんによれば、イベントは1月14日に開催されたという。招待状に付けられた集合写真には、「ようこそ、1番から5番までの小さなゼディ・ウィルたち」と書かれていた。 アシュリーさんがソーシャルメディアに投稿したベビーシャワーの画像や映像には、5人の妊婦たちが踊ったり食事をしたりしながら、お互いが母になることを祝う楽しそうな様子が写っている。ウィルも、妊婦たちに囲まれてうれしそうにポーズを取っていた。
ネットでは否定的 議論は養育費問題へ
ところがデイリー・メール紙によれば、ウィルと妊婦たちの件は大論争を巻き起こしたという。「狂ってる」「関係者全員、どうして恥ずかしくないの?」「私は絶対こんなことにはならない」など、多数の否定的コメントがアシュリーさんらの投稿の下に並んだ。 ニューヨーク・ポスト紙のコメント欄には、すぐに父親と5人の母親の関係は終わるだろうとし、養育費の支払いに父親が苦労するはずだという投稿があった。これに対し、「彼が養育費を踏み倒して、納税者が面倒を見ることになりそう」というコメントも多数あり、真剣な生活保護の議論にまで発展していた。
お騒がせ事件の結末は…一夫多妻制への擁護も?
実は、この話はここで終わりではなかった。さんざん世間を騒がせた後、ウィルは5人の妊娠が自分の新しいミュージック・ビデオのプロモーションのための作り話だったことを明かしている。 ウィルが今回の件で正式にコメントを出すことはなかったが、マネージャーが声明を発表。社会は変化しているため、現代の人間関係の再定義が求められるとし、複数と性的関係を結ぶライフスタイルを擁護した。 マネージャーが、そういったライフスタイルの成功例としてあげたのは、俳優でテレビ司会者のニック・キャノンだ。マライア・キャリーを含む6人の女性との間に12人の子供を儲けている。音楽・ポップ・カルチャー系サイト、コンプレックスによれば、型破りな彼の選択は、これまでも論争を巻き起こしたということだ。キャノンは社会が正しいと思うことより、自分が正しいと思うことをすべきだと主張。家族をどう定義するかは、その人次第という考えを示している。
文:山川真智子