福島県石川町、道の駅整備で町民説明会 メリットや運営方法 年間15万人来場見込む
福島県石川町は2026(令和8)年4月のオープンを目指し、町内に道の駅整備を進めている。年間15万人以上の来場者を見込み、3億円の経済波及効果が期待される。町は22日、町内で開いた説明会で示した。 道の駅はイベントスペースとして使える「芝生広場」やドッグランを設ける。いわき市の小名浜漁港から近い立地を生かし、海産物をとりそろえる。約170台の駐車場を整備する。30人以上の雇用を想定している。 町は財政負担軽減を目的に、設計、建設、運営を民間事業者に委ねる公民連携方式を採用。売り上げの一部を町に納める納付金制度を取り入れる。TTCグループと基本協定を結び、設計段階に入っている。 町は道の駅の目的や計画を広く伝えようと、町民向けの説明会を開いている。初回は22日に町内中谷農村婦人の家で開き、約40人が参加した。首藤剛太郎町長や町担当者が町の課題や道の駅整備のメリット、運営方法などを説明した。今後、各地区で説明会を開く。
(県南版)