紅葉のモザイク鮮やか 穏やかな流れと競演 薬研渓流(青森・むつ市)
青森県むつ市大畑町の薬研渓流で、紅葉が見ごろを迎えている。県内全域が好天に恵まれた31日、周辺には市内外から行楽客が訪れ、穏やかな流れと鮮やかな紅葉の競演を楽しんだ。 渓流は黄色のブナやオレンジのイタヤカエデなどが取り巻き、赤のヤマモミジも所々で色づき始めている。太陽が雲から顔を出すと木々の葉はいっそう輝き、行楽客は自然のモザイクが織りなす絶景に見入った。風間浦村の貝森佳寿美さん(38)は「天気がいいので紅葉がよりきれいに見える。今年は思ったより色づきが早いよう」と話した。 奥薬研修景公園レストハウスによると、今季は早いうちに黄色の葉が落ちた木も多かったが、先週末から赤が目立つようになり、露天風呂の利用客にも喜ばれているという。見ごろは11月4日ごろまでだが、台風21号など天候の影響で落葉が早まる場合もあるとしている。