野生ラッコ「見つけた」 霧多布岬で観察会
北海道浜中町の霧多布湿原センターは9日、野生のラッコ観察会を町内の霧多布岬で開いた。町内外から約40人が参加し、海の生物と環境に理解を深めた。 前半は海洋生物を研究している京都大学野生動物研究センターの三谷曜子教授が「町の『かいじゅう』ってなに?」をテーマに講演し、その後、霧多布岬に移動して実際に十数頭いるとされている野生のラッコの親子を双眼鏡などで観察した。 家族4人で4年ぶりに来町した釧路市の秋山菜々子さん(11)は「なかなか見ることができない野生のラッコを3頭も見られてうれしい」と話していた。
釧路新聞